NHKの「あさイチ」で特集された「心がほどけるオトナに人気の絵本」で紹介された絵本を紹介します。
浜島直子さんのMy best絵本
『100万回生きたねこ』佐野洋子

佐野洋子さんが作・絵を手がけた絵本で、1977年に初版が刊行されました。
物語は、100万回も死んで生き返った立派なトラ猫が主人公です。
彼は多くの飼い主に愛され、そのたびに死を迎えますが、自分以外の存在を愛することはありませんでした。
しかし、あるとき白い雌猫と出会い、初めて他者を愛する喜びを知ります。
やがて白猫が亡くなると、トラ猫は深い悲しみに暮れ、彼自身も静かに命を終えます。
この物語は、生と死、愛の本質について深く問いかける内容となっており、子どもから大人まで幅広い世代に読み継がれている名作です。
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博多華丸さんのMy best絵本
『スイミーレオ・レオニ作・絵、谷川俊太郎訳

レオ・レオニ作・絵、谷川俊太郎訳による絵本で、1963年に出版されました。
物語は、真っ黒な小さな魚・スイミーが、仲間を失った後、広い海を冒険し、さまざまな美しい海の世界を発見するところから始まります。
やがてスイミーは、岩陰に隠れて暮らす小さな赤い魚たちと出会い、彼らが大きな魚に怯えていることを知ります。
スイミーは知恵を絞り、皆で協力して大きな魚の形を作り、自由に海を泳ぎ回る方法を提案します。
この物語は、勇気、創意工夫、そして協力の大切さを伝えています。
また、レオニの美しいイラストレーションと詩的な文章が、読者の心に深く響く作品となっています。
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アナウンサー鈴木菜穂子さんのMy best絵本
2. 『ぐるんぱのようちえん』 西内 ミナミ作

西内ミナミ作、堀内誠一絵による絵本で、1966年に初版が刊行されました。
主人公のぐるんぱは、ひとりぼっちで暮らしていた大きな象です。
ジャングルの仲間たちの勧めで働きに出たぐるんぱは、ビスケット屋、靴屋、ピアノ工場、自動車工場など、さまざまな職場で働きますが、作るものが大きすぎて失敗ばかり。
しかし、子どもたちの世話を頼まれたことをきっかけに、自分の作った大きなもので遊べる素敵な幼稚園を開き、大成功を収めます。
この物語は、失敗を恐れず挑戦し続けることの大切さや、自分の居場所を見つける喜びを描いており、子どもたちに勇気と希望を与える作品として長く愛されています。
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アナウンサー浅井理さんのMy best絵本
『ぐりとぐら』 なかがわ りえこ・おおむら ゆりこ作

『ぐりとぐら』は、中川李枝子(作)と大村百合子(絵)による、日本の人気絵本シリーズです。
1963年に初めて出版されて以来、世代を超えて愛され続けています。
物語の主人公は、仲良しの野ねずみ「ぐり」と「ぐら」。
二匹は料理が大好きで、楽しい冒険をしながらおいしい食べ物を作るのが得意です。
シリーズ第一作『ぐりとぐら』では、大きなたまごを見つけた二匹が、おいしいカステラを作り、森の動物たちと分け合う心温まるお話が描かれています。
シンプルで親しみやすい文章と、柔らかいタッチのイラストが特徴で、子どもたちの想像力を広げるとともに、食べる楽しさや分かち合う喜びを伝えています。
シリーズには『ぐりとぐらのえんそく』『ぐりとぐらとくるりくら』など、多くの続編があり、どれも子どもたちに愛されています。
日本だけでなく海外でも翻訳され、多くの国で親しまれているロングセラー絵本です。
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博多大吉さんのMy best絵本
『NEWウォーリーをさがせ!』 マーティン・ハンドフォード作・絵

マーティン・ハンドフォード作・絵による人気の絵本シリーズの新装版です。
赤と白のしましまシャツにぽんぽん帽子がトレードマークのウォーリーが、町やビーチ、遊園地など、人々で賑わうさまざまな場所に登場します。
読者は、細密に描かれたイラストの中からウォーリーを見つけ出すという、視覚的なパズルを楽しむことができます。
リニューアルに伴い、イラストやチェックリストが変更され、難易度が上がり、さらにボリュームアップしています。
子どもから大人まで、家族みんなで楽しめる一冊です。
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絵本ナビ 磯崎園子編集長のMy best絵本
『もこもこもこ』 谷川俊太郎 作 / 元永定正 絵

谷川俊太郎(文)・元永定正(絵)による、1977年に出版されたロングセラー絵本です。
言葉の意味よりも音やリズム、色や形の変化を楽しむ、感覚的な作品として多くの読者に愛されています。
物語は、「もこ もこ」と何かがふくらんでいく場面から始まり、「にょきっ」「ぱくっ」「しーん」など、リズミカルな擬音語とともに、絵がダイナミックに変化していきます。
意味のあるストーリーではなく、言葉の響きや形の動きを純粋に楽しむことができ、子どもたちの想像力を刺激する構成になっています。
元永定正のカラフルで抽象的なイラストと、谷川俊太郎の遊び心あふれる言葉が見事に融合し、読むたびに新しい発見があるのも魅力の一つ。
赤ちゃんのファーストブックとしても人気が高く、親子で楽しめる絵本です。
シンプルながら奥深い、不思議な魅力を持つ『もこ もこもこ』は、子どもはもちろん、大人も夢中になってしまう名作です。
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「にげてさがして 新装版」 (50代 ノリコさん)
『にげてさがして』ヨシタケシンスケ

ヨシタケシンスケさんによる絵本で、2025年2月にポプラ社から再刊行されました。
本作は、2021年に赤ちゃんとママ社より刊行された作品の再刊行版です。
この絵本は、世の中にはさまざまな人が存在し、その中には想像力を働かせることが苦手で、他者にひどいことをしてしまう人もいることを伝えています。
そうした人々から身を守るためには、その場から逃げることが大切であり、逃げることは決して悪いことではないと説いています。
また、自分を理解し支えてくれる人を探すために、足を使って動き続けることの重要性も描かれています。
著者は、「逃げずに戦うことの大事さを説くお話」がある一方で、「逃げることで新しい可能性に出会うお話」があってもよいのではないか、という思いを込めて本作を制作しました。
この絵本は、子どもから大人まで幅広い世代に向けて、自分を守り、新たな居場所を見つける勇気を与えてくれる作品です。
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