絵本は、子どもたちの心を豊かにし、想像力や感性を育む大切な存在です。
さまざまなテーマの絵本を通じて、子どもたちは新しい世界や価値観に触れることができます。
ここでは友情や家族、冒険などテーマ別におすすめの絵本をご紹介します。
親子での読み聞かせやプレゼント選びの参考に、ぜひご活用ください。
友情
友情をテーマにした絵本は、子どもたちに友だちの大切さや思いやりの心を伝えるのに最適です。
以下に、おすすめの絵本をいくつかご紹介します。
『フレデリック』レオ・レオニ作・絵、谷川俊太郎訳

レオ・レオニ作・絵、谷川俊太郎訳による絵本で、1967年に出版されました。
物語は、冬に備えて食料を集める野ねずみたちと、独自の方法で「おひさまのひかり」「いろ」「ことば」を集めるフレデリックの姿を描いています。
一見怠けているように見えるフレデリックですが、冬が深まり食料が尽きたとき、彼が集めた「ひかり」や「ことば」が仲間たちを励まし、心を温めます。
この作品は、芸術や想像力の大切さ、そして多様な役割の重要性を伝えています。
レオ・レオニ自身の体験や思想が反映された名作であり、子どもから大人まで幅広い読者に愛されています。
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『スイミーレオ・レオニ作・絵、谷川俊太郎訳

レオ・レオニ作・絵、谷川俊太郎訳による絵本で、1963年に出版されました。
物語は、真っ黒な小さな魚・スイミーが、仲間を失った後、広い海を冒険し、さまざまな美しい海の世界を発見するところから始まります。
やがてスイミーは、岩陰に隠れて暮らす小さな赤い魚たちと出会い、彼らが大きな魚に怯えていることを知ります。
スイミーは知恵を絞り、皆で協力して大きな魚の形を作り、自由に海を泳ぎ回る方法を提案します。
この物語は、勇気、創意工夫、そして協力の大切さを伝えています。
また、レオニの美しいイラストレーションと詩的な文章が、読者の心に深く響く作品となっています。
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家族
家族をテーマにした絵本は、家族の絆や多様性を伝えるのに最適です。
以下に、おすすめの絵本をいくつかご紹介します。
『うまれてきてくれてありがとう 』にしもとよう作, 絵、黒井 健

にしもとようさんが文を、黒井健さんが絵を手がけた絵本で、2011年4月に童心社から出版されました。
物語は、神様から「生まれていいよ」と言われた赤ちゃんが、自分のママを探す旅に出るところから始まります。
道中、クマやブタなどの動物たちがそれぞれのママと一緒にいる姿を目にし、自分のママを探し続けます。
最終的に、赤ちゃんは自分のママと出会い、「あなたは、世界でたった一人のかけがえのない存在。
生まれてきてくれて、ありがとう。」という温かい言葉をかけられます。
この絵本は、親から子への深い愛情と、命の尊さを伝える作品として、多くの読者から支持を受けています。
また、親子で一緒に読むことで、子どもの自己肯定感を育む効果も期待できます。
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『おへそのあな』

長谷川義史さんが作・絵を手がけた絵本で、2006年にBL出版から刊行されました。
物語は、お母さんのおなかの中にいる赤ちゃんが、おへその穴から家族の様子を覗き見るというユニークな視点で描かれています。
赤ちゃんは、お兄ちゃんやお姉ちゃん、お父さんが自分の誕生を心待ちにし、準備をしている姿を逆さまに見ています。
この絵本は、命の誕生を温かく、そして楽しく表現しており、家族全員が新しい命を迎える喜びを共有する様子が伝わってきます。
特に、これから兄弟姉妹が生まれる子どもたちにとって、新しい家族を迎える期待感や喜びを感じられる一冊となっています。
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『くっついた』三浦太郎作・絵

三浦太郎さんが作・絵を手がけ、2005年にこぐま社から出版された絵本です。
この作品は、シンプルな言葉と愛らしいイラストで、親子のスキンシップを促す内容となっています。
物語は、さまざまな動物たちが「くっついた」と言いながら、お互いに寄り添う様子を描いています。
例えば、「きんぎょさんときんぎょさんが……くっついた」といった具合に、ページをめくるたびに動物たちがくっつくシーンが展開されます。
最後には、お父さんとお母さん、そして子どもが一緒に「くっついた」となり、家族の温かさが伝わってきます。
この絵本は、著者が自身の子育て経験から生まれた作品です。
なかなか笑わない娘さんに「くっついた」と言いながら頬を寄せたところ、笑顔を見せてくれたことがきっかけとなり、この絵本が誕生しました。
『くっついた』は、赤ちゃんのファーストブックとしても人気が高く、刊行から10年以上経った現在でも、多くの親子に愛されています。
シンプルな繰り返しのリズムと温かいイラストが、親子のコミュニケーションを深める一冊となっています。
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『いろいろいろんなかぞくのほん』

メアリ・ホフマン作、ロス・アスクィス絵、杉本詠美訳による絵本で、2006年に少年写真新聞社から出版されました。
この絵本は、家族の多様性をテーマに、さまざまな家族の形や暮らし方を紹介しています。
一昔前の本では、男女の夫婦と子ども、ペットがいる家族が一般的に描かれていましたが、実際の家族はそれぞれ異なります。
本書では、シングルペアレントの家庭、同性のカップルの家庭、祖父母と暮らす家庭、養子や里子を迎えた家庭など、多様な家族の形をユーモアたっぷりのイラストで楽しく紹介しています。
また、家族の構成だけでなく、住んでいる場所、仕事、休暇の過ごし方、食事、服装、趣味など、家族ごとの違いも描かれています。
これにより、子どもたちは家族の多様性を理解し、受け入れることができるようになります。
本書は、家族の形が一つではないことを伝え、多様性への理解を深める一冊として、多くの読者から支持を受けています。
特に、家族について話し合うきっかけを提供する絵本として、親子での読み聞かせに最適です。
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『おじいちゃんのおじいちゃんの おじいちゃんの』長谷川義史作・絵

長谷川義史さんが作・絵を手がけた絵本で、2000年にBL出版から出版されました。
物語は、5歳の男の子が「おじいちゃんのおとうさんはどんな人?」と尋ねるところから始まります。
その質問に答えるため、おじいちゃんは自分の父親、さらにその父親と、代々さかのぼっていきます。
時代が進むにつれて、登場人物の服装や生活様式が変化し、最終的にはちょんまげ姿の人物が現れます。
このように、家族の歴史をユーモラスに描きながら、命のつながりや家族の大切さを伝えています。
本書は、長谷川義史さんのデビュー作であり、彼の絵本ライブでも大人気の一冊です。
大胆な構図とユーモラスな仕掛けが特徴で、読むものを引きつけ、笑いを誘います。
また、家族のルーツを考えるきっかけとなる作品として、多くの読者から支持を受けています。
この絵本は、家族のつながりや歴史を楽しく学ぶことができる一冊として、親子での読み聞かせに最適です。
また、家族のルーツを考えるきっかけとなる作品として、多くの読者から支持を受けています。
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これらの絵本を通じて、家族の大切さや多様性について考えるきっかけになれば幸いです。
ぜひ親子で一緒に読んでみてください。
冒険
冒険をテーマにした絵本は、子どもたちの好奇心や想像力を刺激し、未知の世界への興味を育む素晴らしい手段です。
以下に、おすすめの冒険絵本をご紹介します。
『エルマーのぼうけん』ルース・スタイルス・ガネット作、ルース・クリスマン・ガネット絵、渡辺茂男訳

ルース・スタイルス・ガネット作、ルース・クリスマン・ガネット絵、渡辺茂男訳による児童文学作品で、1963年に福音館書店から出版されました。
物語は、少年エルマーが年取ったのらねこから「どうぶつ島」に囚われているりゅうの子どもの話を聞き、その子を助けるために冒険の旅に出るというものです。
エルマーはリュックサックに輪ゴムやチューインガム、歯ブラシなどの日用品を詰め込み、知恵と勇気で島の恐ろしい動物たちを次々とやりこめていきます。
本作はシリーズ三部作の第一作目であり、世界中で愛され続けている名作です。
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『こんとあき』林明子作・絵

林明子さんが作・絵を手がけた絵本で、1989年に福音館書店から出版されました。
物語は、あきのおばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみ「こん」と、少女「あき」の心温まる冒険を描いています。
あきが生まれたときから、こんはお守り役として彼女と一緒に過ごしてきました。
あきが成長するにつれて、こんは古びて腕がほころびてしまいます。
そこで、あきはこんを直してもらうために、おばあちゃんの住む「さきゅうまち」へ二人で旅に出ることを決意します。
旅の途中、こんとあきは電車でのハプニングや、犬にこんが連れ去られるといった困難に直面しますが、互いを思いやりながら乗り越えていきます。
無事におばあちゃんの家にたどり着いた二人は、こんを修理してもらい、再び元気な姿を取り戻します。
この絵本は、友情や思いやり、成長といったテーマを温かく描いており、親子での読み聞かせに最適な作品です。
また、林明子さんが自ら制作した「こん」のぬいぐるみや、鳥取の砂丘をモデルにした風景描写など、細部にまでこだわりが感じられます。
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『かいじゅうたちのいるところ』林明子作

モーリス・センダック作、じんぐうてるお訳による絵本で、1975年に冨山房から出版されました。
物語は、いたずら好きの少年マックスが、母親に叱られて寝室に閉じ込められた後、想像の世界で「かいじゅうたちのいるところ」へ旅立つというものです。
マックスは、かいじゅうたちを手なずけて王様となり、彼らと楽しい時間を過ごしますが、やがて家族のもとへ帰りたくなり、現実の世界に戻ってきます。
この作品は、子どもの内面の感情や空想の世界を巧みに描き、世界中で愛されている名作です。
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『おしいれのぼうけん』ふるたたるひ・たばたせいいち作

ふるたたるひ 文、たばたせいいち 絵による絵本で、1981年に出版されました。この絵本は、子どもたちにとっての冒険心や好奇心を刺激する、ワクワクドキドキする物語です。
物語は、家の中の押し入れに閉じ込められてしまった二人の子どもが、そこから脱出するために繰り広げる冒険です。最初は怖くて暗い押し入れの中で困っている二人ですが、やがてそこが未知の世界へとつながっていることに気づき、次々に不思議な体験をしていきます。押し入れがどんどん変わっていく様子に、子どもたちは自分も一緒にその冒険を体験しているような気分になるでしょう。
この絵本の魅力は、子どもたちが普段目にしない、未知の世界や不思議な冒険が描かれている点です。物語の進行に合わせて、押し入れの中が驚くほど楽しい場所になり、子どもたちの想像力を広げます。また、絵本のイラストはユニークで親しみやすく、ページをめくるたびに新たな驚きが待っています。
『おしいれのぼうけん』は、怖いことや未知のものに対する不安を乗り越えていく勇気や、冒険の楽しさを学ぶことができる一冊です。子どもたちにとって、ちょっぴりドキドキしながらも、最後まで読んでみたくなる絵本となっています。
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『もりのなか』マリー・ホール・エッツ作・絵、まさきるりこ訳

マリー・ホール・エッツ作・絵、まさきるりこ訳による絵本で、1963年に福音館書店から出版されました。
物語は、ラッパを持って森へ散歩に出かけた男の子が、ライオン、ゾウ、クマなどさまざまな動物たちと出会い、行列を作って一緒に森を歩くというものです。
途中でみんなでおやつを食べ、かくれんぼを始めますが、男の子が鬼になっている間に動物たちは姿を消し、代わりにお父さんが現れて男の子を肩車して家に帰ります。
この絵本は、モノクロのシンプルなイラストとリズミカルな文章で、子どもの豊かな想像力を引き出す作品として評価されています。
また、親子での読み聞かせにも最適で、2歳から楽しめる内容となっています。
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これらの絵本は、子どもたちに冒険の楽しさや勇気、友情の大切さを伝える名作ばかりです。
ぜひ親子で一緒に読んで、物語の世界を楽しんでください。
感情
感情をテーマにした絵本は、子どもたちが自分や他者の気持ちを理解し、感情を適切に表現・コントロールする力を育むのに役立ちます。
以下に、おすすめの絵本をいくつかご紹介します。
『おこりたくなったら やってみて!』オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ作

フランス発の絵本で、子どもが自分の感情をコントロールする方法を学べる作品です。
主人公のユニコーンの子ども・ガストンと一緒に、怒りや悲しみなどの扱いにくい感情を手放すための簡単な呼吸法を学ぶことができます。
この絵本は、感情を「親や周囲がなだめる」のではなく、子ども自身が根本から解決する方法を教えてくれるため、子育てもぐっと楽になります。
読み聞かせを通じて、子どもも親もハッピーになれる一冊です。
この絵本は、世界75カ国で読まれており、『世界一受けたい授業』でも紹介され、大反響を呼びました。各国で続々と翻訳書が刊行されており、子育てが楽になる「ガストンの呼吸セラピー絵本」として注目されています。
子どもの感情コントロールに役立つ『おこりたくなったら やってみて!』を、ぜひお手元に。
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『いまの きもちは どんないろ?』えがしら みちこ作

人気作家・えがしらみちこさんが手掛けた、子どもの感情を色で表現する絵本です。
自分の気持ちをうまく言葉にできない子どもたちに寄り添い、感情を色や形で表現することで、心の声を引き出す手助けをしてくれます。
保育士や学校教諭、スクールカウンセラーなど、教育現場からも「子どもの気持ちを引き出す本」として高く評価されています。
この絵本を通じて、子どもたちは自分の感情を理解し、表現する力を育むことができます。
親子で一緒に読みながら、心の中の気持ちを色で表現してみるのも楽しいでしょう。
『いまの きもちは どんないろ?』は、以下のオンラインストアで購入できます。
ぜひ、お子さまとのコミュニケーションツールとして取り入れてみてください。
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『カラーモンスター きもちは なにいろ?』アナ・レナス作

アナ・レナス作の絵本で、子どもたちが自分の感情を理解し、整理する手助けをしてくれる作品です。
主人公のカラーモンスターは、さまざまな感情が混ざり合い混乱していますが、友だちの女の子の助けを借りて、感情を色分けし整理していきます。このプロセスを通じて、子どもたちは「うれしい」「かなしい」「いかり」「ふあん」「おだやか」といった感情を色で認識し、表現する方法を学ぶことができます。
全世界で200万部を突破している「カラーモンスター」シリーズの第一作目であり、感情のコントロールが難しい子どもたちにとって、自分の気持ちを把握し、整理するための優れたガイドとなるでしょう。
また、シンプルながら大きく動くポップアップ絵本として、視覚的にも楽しめる工夫が施されています。
繰り返し読むことで、子どもたちの共感力や自己表現力を育む一冊です。
ぜひ、お子さまとのコミュニケーションツールとして取り入れてみてください。
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『けんかのきもち』

柴田愛子さんが文を、伊藤秀男さんが絵を手がけた絵本で、子どもたちがけんかを通じて感情を理解し、友だちとの関係を深める様子を描いています。
主人公の「たい」は、親友の「こうた」と激しいけんかをしてしまいます。
悔しさや悲しさで心が揺れる中、周囲の温かいサポートを受けながら、自分の気持ちと向き合い、最終的には仲直りへの一歩を踏み出します。
この物語は、けんかを通じて子どもたちが成長し、友情を深める過程をリアルに描いており、読者に共感と感動を与えます。
また、伊藤秀男さんの力強く温かみのあるイラストが、物語の感情を豊かに表現しています。
子どもたちだけでなく、大人も一緒に読み、けんかや友情について考えるきっかけとなる一冊です。
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『トゲトゲくんは ね、』クォン・ジャギョン 作, ハワン絵

韓国の作家クォン・ジャギョンが文を、イラストレーターでエッセイストのハワンが絵を手がけた絵本です。
本書は、日本アンガーマネジメント協会推薦書として、巻末に解説も掲載されています。
主人公のトゲトゲくんは、頭からつま先までトゲだらけの男の子。
自分の感情を正しく表現できず、周囲の人々に鋭い言葉のトゲをぶつけてしまいます。
その結果、トゲは日々伸び続け、誰も彼に近づかなくなってしまいます。
孤独を感じたトゲトゲくんは、自分の感情と向き合い、心の成長を遂げていく物語です。
本書は、怒りという感情をトゲで視覚的に表現し、子どもたちが自分の感情を理解し、適切に表現する方法を学ぶ手助けをします。
また、ハワンの奥行きのあるイラストが、物語に深みを与えています。
韓国で大ヒットした本作は、感情教育の一環として、親子で一緒に読むのに最適な一冊です。
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これらの絵本を通じて、子どもたちはさまざまな感情を理解し、適切に表現する方法を学ぶことができます。
親子で一緒に読みながら、感情について話し合う時間を持つこともおすすめです。